E6-1F(六回戦)
あらゆる意味で順当な結果というか、岩隈は岩隈だし、吉川は吉川だった感じ。2回の無死2塁、6回の1死3塁で無得点だったのが大きかったか。それくらい。
でも、公式サイトのコメントに良い話が載っていたので、なんか満足。
「直接、話したいことがある。」登板へ向けての準備の仕方において手助けをしたいと、ライアン・グリンが吉川を呼び出したのが今から3日前のことだった。以前からグリンは「彼は将来、必ずこのチームの柱になる」と吉川の持つ才能を高く評価していた。登板間の調整をどう効果的にこなすべきか試行錯誤している吉川の力になれればと、グリンは自ら実践しているブルペン投球の手順を例に約40分も熱弁をふるった。「調子の良し悪しで球数や投げ方を変えるのではなく、首尾一貫した内容で毎回ブルペンをこなすのがよい」と、グリンはマウンドで見せる険しい表情からは想像もつかない穏やかな表情で吉川を見つめた。チームメイトとはいえ、二人は共にローテーションを担うライバル同士。しかし、若い吉川に惜しげもなく自分の経験を語るグリンは、まるで可愛い弟の面倒をみるよう。「僕はいつの日か日本を去るが、吉川はずっとファイターズをしょって立つ存在。彼が一人前になるためには、僕は何でもするよ」とグリン。言葉の壁や人種の違いなど、ちっぽけなものだと言っているかのようだった。
このコメント、負けたときは凄い泣かせる内容になるんですよね。広報…恐ろしい子!
ちなみに、前回敗戦のときはスウィーニーと鶴岡のちょっと良い話、その前はジョーンズのちょっと良い話でした。さらにその前はスレッジで、もう一つ前はグリン。外国人ばっかりだ……。
ともすれば子供っぽく見えるほど明るい選手が多いこのチーム。大人な外国人選手がいることで成り立っているのかもしれません。