A Markov Chain Approach to Baseball
野球に対するマルコフ連鎖の研究、とでも訳せばいいのでしょうか。英語の論文なのでほとんど読んでない(読めない)のですが、打順に関してシンプルに箇条書きしてあって面白かったので引用します。
- The best batter (by scoring index) should bat second, third, or fourth.
- The second best batter should bat somewhere in the first through fifth positions.
- The third and fourth best batters should bat somewhere in the first through sixth positions.
- The fifth best batter should come up first or second, of fifth through seventh.
- The sixth best batter should bat in any position except eighth or ninth.
- The seventh best batter can bat either first or sixth through ninth.
- The eighth and ninth best batters bat in the last three positions.
- Either the second or third best batter must be placed immediately before or immediately after the best batter.
- The worst batter must be placed four through six positions after the best batter.
- The second worst batter must be placed four through seven positions after the best batter.
テキトーな訳:
- 最も優れた打者:2,3,4番
- 二番目に優れた打者:1〜5番
- 三番目と四番目:1〜6番
- 五番目:1,2番もしくは5〜7番
- 六番目:8,9番以外
- 七番目:1番か6〜9番
- 八番目と九番目:後ろ三つのどれか(7,8,9番)
- 二番目に優れた打者か三番目に優れた打者を最も優れた打者の直前か直後に配置する必要がある
- 最も劣る打者は最も優れた打者の4〜6つ後ろに配置する必要がある
- 二番目に劣る打者は最も優れた打者の4〜7つ後ろに配置する必要がある
採点による順序づけの方法も論文にはあるみたいですが、ざっと見たところ同じ打者が連続して打席にたったときの一イニング期待得点値で比較しているみたいなので、まあXR27でいいでしょう。
- 最優秀:糸井 (7.11)
- 二番手:スレッジ (5.41)
- 三番手:田中賢 (4.56)
- 四番手:稲葉 (4.40)
- 五番手:中田 (3.96)
- 六番手:陽岱鋼 (3.85)
- 七番手:大野 (2.98)
- 八番手:小谷野 (2.91)
- 九番手:金子誠 (2.39)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
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田中 | 陽 | 稲葉 | 糸井 | スレッジ | 中田 | 大野 | 小谷野 | 金子 |
田中 | 陽 | 糸井 | スレッジ | 中田 | 稲葉 | 小谷野 | 大野 | 金子 |
田中 | 糸井 | 中田 | スレッジ | 稲葉 | 陽 | 小谷野 | 金子 | 大野 |
陽 | 糸井 | 田中 | スレッジ | 中田 | 稲葉 | 小谷野 | 金子 | 大野 |
陽 | 田中 | 糸井 | 中田 | スレッジ | 稲葉 | 小谷野 | 大野 | 金子 |
来季のファイターズだとこんな感じ。個人的には今年不調だった小谷野ももう少し上にしたいところですが、ここは客観的にいきます。けっこう自由に組めるのでいろんなパターンが思い浮かびますね。
栗山監督によるこのふざけたオーダーも、一応条件には当てはまってるっぽい。(一応補足しておくと、これは「みなさんでいろいろ妄想して楽しんでください」という流れで例として出てきたオーダーです)