順位とかタイトルとか
シーズンもいよいよ終了間際。日本ハムがクライマックスシリーズ、というか三位になるには、明日勝つことはもちろん、ロッテが残り三試合で2勝以内であることが条件になります。
まず、日本ハムが勝利した場合の勝率が144試合73勝69敗2分で.513、ロッテが2勝1敗で通過した場合、144試合73勝70敗1分で.510。この場合は日本ハムが勝率で上回っていますが、もしロッテが2勝1分だった場合、勝敗数がまったく同じになるので、直接対決の結果によって順位が決定されます。しかし、昨日の結果によって12勝12敗のイーブン(実は負け越し決定したと思ってた)になってしまったので、前年度の上位球団が優先され、昨年優勝した日本ハムが上位となります。
つまり、明日日本ハムが勝つとロッテは残り3試合をすべて勝つしか道はなくなります。ロッテのCSマジック点灯でちょっと動揺しましたが、日本ハムが若干有利?
で、タイトル。というかダルビッシュ個人ですが、現時点で可能性がありそうなのが、防御率と奪三振の2つ。何気に勝率もいい位置ですが、現在岩隈と並んでトップの小松にもう登板機会がなさそうなことから、この二人に限定されます。次回登板で岩隈が勝てば岩隈、負ければ小松が単独受賞。
防御率は、現時点ではダルビッシュが上回っていますが、2位の岩隈が3イニング無失点で完全に横並びになります。そこから無失点でアウト一つとれば岩隈で決まりますが、21勝目もかかっていますし、おそらく5回くらいは最低でも投げるでしょう。その間にもしも1失点してしまうと、8回以上を投げないとダルビッシュよりも悪い数字になってしまいます。防御率1点台の戦いですから、当然2失点以上ならアウト。これは若干ダルビッシュが有利か。
奪三振。これは鉄板だと思っていたのですが、実は2位につけているソフトバンク杉内が、残り試合の関係でどうやらあと2回ほど先発できそうな気配です。現時点で16個の差がついていますが、1試合あたりの奪三振が8.217の杉内ですから、かなりきわどいところ。
CS出場権争い同様、タイトル争いも目が離せません。
★北海道移転後の日本ハム動員数が最多に
日本ハムは29日、主催試合の最終戦で今季の観客数が187万3931人に達したと発表した。前年(183万3054人)を上回り、北海道移転後、最多の動員となった。
ついでに、ホーム最終戦を終えてこんなニュースも。一昨年は新庄や小笠原がいましたし、25年ぶりの優勝がありました。去年は前年の優勝効果と、やはり優勝争いをしているというのもありました。しかし今年はせいぜい2位、3位争いで、話題になったルーキー中田も、結局一軍には上がりませんでした。そんななかで観客動員数が前の2年を上回るというのは本当に地元の球団としてファン開拓が進んでいるということの証左にほかならず、ファンとしてもすごくうれしいニュースです。
今年は昨年の観客動員数で下位に沈んだ2チームの躍進がありましたし、来年のパリーグはもっとアツくなるに違いない!