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M3-6F(八回戦)

金子洋、稲田、宮本賢が一軍へ、菊地、佐藤、そしてケガの武田勝が二軍へ。それに関係して、今日の朝刊に、吉井コーチが現在二軍調整中の八木か多田野の緊急先発の可能性に言及、というような内容の記事が載っていました。今までの投球内容を見ると、多分多田野でしょうか。八木がその役を果たせるようであれば、宮本賢より優先して昇格させてもよさそうですし、とりあえずは1回から数回の登板ということで、データの揃っている八木よりは、日本では初物の多田野のほうがよさそうです。

で、今日の試合。先日途中退場した高橋はまだ万全とはいえないようで、この日はスタメンを外れます。その結果、右の相手が渡辺俊が相手ということもあって、2番から7番まで左打者、8番から1番まで右打者というオーダーに。

初回。1番森本、2番工藤が凡退し2死になったものの、この日3番に座った田中賢がレフト前にヒットを放つと、続く4番稲葉が死球。スレッジのセンターオーバーのツーベースで2点先制すると、続く小田のポップフライを西岡、ベニー、早川が見失いツーベース。2死でスタートを切っていたスレッジがホームインします。ハムの先発が防御率0点台のダルビッシュであることを考えると、この時点で勝負は決まったかのように思えました。

が、しかし。中五日、それも前日に決まった登板ということが影響しているのか、そのダルビッシュがピリっとしません。変化球でストライクが取れず、2回1死、打者橋本、カウント2-3から、真ん中に入ったストレートをライトスタンドに運ばれます。

いつものハムであれば、このまま追加点を奪えず、なんとか逃げ切ろう、投手のみんな、がんばってね、という展開になるところですが、この日は違うようでした。3回表、無死から田中賢、稲葉、スレッジの3連続安打で1点を奪い、橋本のホームランを帳消しにします。

さらに、5回には1死から稲葉がソロホームランを放ち、久しぶりの中押し点。

今度こそ決まった! と思ったら、その裏の先頭打者西岡にライト前ヒットを打たれた後、続く早川はセカンドゴロ(ゲッツー崩れ)に打ち取ったものの、その次の福浦にツーランホームランを浴び、2点差まで詰め寄られます。さらに、2死とした後、ズレータのサードゴロを、代走から守備固めに入った飯山が悪送球。次の橋本がレフト前ヒットで2死1,2塁と、流れがどんどん悪くなっていきます。そしてオーティズにレフト前ヒットを浴びるものの、本塁に突入した2塁ランナーを工藤がストライク返球で刺してチェンジ。タイミング的に完全にアウトですし、コーチも最初はランナーを止めようとしていたのですが、ランナーが三塁ベースに到達したところで方針転換したように見えました。ズレータだったので、止まらない、もしくはクロスプレーで激突なら負けないと判断したのでしょうか。

結局、ダルビッシュは7回を被安打10の3失点で降板。その後を武田久、MICHEALのリレーで逃げ切り、2連勝。

明日は吉川なので、3連勝は厳しいかもしれませんが。吉川もいい加減無失点ピッチングでアピールしてくれないと、本当に八木・多田野と交代になりそう……。