イヤーパッドとか変換アダプターとか
AKG K601の交換用イヤーパッドです。定期的に水洗いしていましたが、3年以上使ってきただけあって、さすがに色落ちしたのと黄ばみが取れなくなったので。一つ2,200円、左右で4,400円とかなり高めですが、ヘッドホン自体10年も20年も持つようなものではないので、これがダメになったら本体ごと買い換えよう、という目安がわりに。色ばっかり気にしてましたけど、いざ届いてみると装着感が全く違います。ベロアの起毛加工がへたっていたのもそうですけど、中のスポンジがかなりつぶれていたようで、フィット感が全然違う。
その横にあるのは変換アダプターで、金色のはピンジャック(RCAジャック)と標準プラグのアダプターです。この前Wiiの音声を録音しようと思ったときにKonnekt 8にピンジャックがついていないことに気づいたので。
で、今回のメインは黒いアダプター。ステレオ標準プラグとモノラル標準ジャックのアダプターで、ステレオ音声をモノラルに変換するものです。
何度か記事にも書いたような気がしますが、僕は右耳がほとんど聞こえないので、ヘッドフォンで聴くときパンを大きく左右に振ったような曲だと全く聞き取れない音が出てきたりして困ります。(そうでなくてもバランスが悪かったり。)以前はわざわざソースのほうをモノラルにエンコードしなおしたりしてましたけど、iTunes Storeで買った曲だとそれもできません。(ループバック録音してやればできないこともないけど、さすがに面倒くさすぎる)
そこで、ハードウェアでモノラルに変換してヘッドフォンに繋ぐわけです。ただし、このアダプターはステレオから変換したモノラル音声をモノラル出力するので、片方のチャンネルしか音は鳴りません。左右両方で同じ音声を聞きたい場合、これにさらにモノラル音声をステレオに変換するアダプターを繋がなくてはいけないのですが、モノラルジャックにステレオプラグをさした場合は左側のみ音が鳴るという仕様になっているので、僕の場合はこれで十分です。
ちなみに、オーディオケーブルは、プラグの形状でモノラルとステレオを見分けることができます。画像右のように2本のライン(絶縁体)が入ったのがステレオで、左のように1本だけのものがモノラルです。そしてステレオの場合、先端から最初のラインまでがLch(左)、2本のラインの間がRch(右)の音声を伝達するようになっているので、出力が1本だけのモノラル用のジャック(メス側)にステレオ用のプラグ(オス側)をさした場合、Rchにはなにも伝達されず、Lchのみが鳴るわけです。変換アダプターは受け取ったLとRの音声をひとまとめにしてモノラルとして出力しているわけですね。
こういうステレオ標準ジャックとモノラル標準プラグの変換アダプターというのはあまり需要がないみたいで、ググっても同じような製品は全然見つかりませんが、ステレオミニジャックとモノラルミニプラグという組み合わせの変換アダプターは片耳用のモノラルイヤフォンに使うための需要があるみたいで、メジャーなメーカーからもいくつか発売されていました。最悪の場合、これの両端にミニ⇔標準の変換アダプターを繋いで、合計三つのアダプターを繋がなくてならないかもしれないと思っていましたが、たまたまサウンドハウスの商品リストをパラパラみてたところでこのHosa GPP419を発見。「在庫稀少」という表示だったので、慌ててポチりました。(ところで今確認したら「在庫あり」になってますね。どうでもいいけど。)Hosa、GJ!
でもやっぱりコネクターの長さは気になるなー。7~8cmくらいまで伸びているんですよね。フォン標準コネクターでミニコネクターよりは耐久性があるとはいえ、ずっと繋ぎっぱなしだとやっぱり良くない気がする。うーむ。