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ドラフト2008

1位はアマナンバーワン捕手の呼び声高い東洋大学の大野奨太でした。大野を1位指名するのはソフトバンクかなー、と思っていましたが、捕手を2人解雇して不足気味のハムが指名。これで、20代前半の捕手が、尾崎(24)、渡部(23)、今成(21)とあわせて4人に。尾崎はまだ完全に転向するのかはわかりませんが、これらの選手の競争も非常に楽しみです。現状では、今成が一歩前かな、という感じですかね。27歳の鶴岡もうかうかしていられません。

2位は関西国際大の榊原諒。1位で指名されてもおかしくない即戦力投手らしいので、ずっと一軍にいた宮西のような活躍に期待。ダンディ。このほかに、3位に三菱ふそう川崎の190cm右腕、矢貫俊之を指名。こちらも即戦力として期待されています。ただ、両方とも右投げなんですよね。左の即戦力を補強すると思っていただけに、ちょっと驚きです。

4位には横浜高校の土屋健二。左投げ左打ちの投手ですが、打者としても評価されているようです。数年後に宮本・糸井・土屋の転向トリオができたりして。そういえば、植村も打撃の評価が高かったはずです。

5,6位には、高卒の内野手を指名。福岡工業高の中島卓也と、帝京高校の杉谷拳士。中島の方はググってもぜんぜん情報がないのでちょっと分からないのですが、杉谷は去年の甲子園準々決勝でアライバプレーを見せた遊撃手ということで、覚えている人もいるんじゃないでしょうか。両名とも、どちらかといえば守備型の選手のようです。陽・中田とのバランスでしょうか。(陽も高校のときはそんなに守備の評価は悪くなかったけど)

7位は、166cmの小柄な体から140km/h台中盤の速球を投げ込むバイタルネットの谷元圭介。極端な身長の投手が好きな球団ですね。しかし、Toyoshima, Takeda, Tanimotoで、ちびっこは全部Tですね。

ドラフト前、補強ポイントとして、右打ちの外野手、左投げの投手なんかに即戦力を求めていくという予想だったのですが、ほかの球団の指名にも影響されたのかもしれませんが、外野手は一人も取らず、左投手も高校生が一人だけでした。

左投手については、とりあえず宮西にメドが立ちましたし、右投手ながら、建山も左打者の被打率が2割2分台で、とりあえず投手についてはそれほど極端に左に打ち込まれた感じではないので、今いる若手の成長に期待というところでしょうか。外野手は、そもそも右打ちというこだわりがないのかもしれません。確かにそういうこだわりを捨てると、外野手の駒は揃っています。

指名したのは投手が4人、捕手が1人、内野手が2人の合計7人で、戦力外・引退の人数と一致します。チームから去ったのは投手が4人、捕手が2人、内野手が1人ですが、尾崎の捕手転向も含めるとちょうどぴったりあわせた感じなので、もう戦力外はないかな、と勝手に安心しています。

あとは外国人選手の去就……。