成績と雑感(投手編)
野手編の続き。
- ダルビッシュ
- 防御率1.88 25試合 16勝4敗 200.2回 奪三振208
- 去年はさすがにできすぎだと思ってたら、北京で1ヶ月抜けておきながらほとんど同じ数字をマークし、二年連続で沢村賞参考項目をコンプリート。変態。
- グリン
- 防御率3.64 26試合 7勝14敗 163.1回 奪三振99
- 序盤は好投しても援護が貰えず、中盤になると炎上を繰り返し、終盤になると一転して好投。最後には援護もそこそこもらえるようになりましたが、援護率は規定投球回到達者の中ではダントツの最下位で最多敗。不運。
- スウィーニー
- 防御率3.48 28試合 12勝5敗 163.0回 奪三振90
- 開幕当初は先発6番手でしたが、なんだかんだでダルに次ぐ勝ち星。シーズン通してケガをせず、スクランブル登板もこなしました。チームMVPをあげたいくらい。被本塁打王。
- 武田勝
- 防御率2.96 20試合 8勝7敗 121.2回 奪三振68
- 去年のポストシーズンで滅多打ちを食らい、不安のなかでのシーズン開始でした。不運な事故で怪我をしてしまったものの、ずっと安定して防御率3点前後をキープ。安定してます。
- 藤井
- 防御率3.25 19試合 3勝8敗 110.2回 奪三振76
- 前年の5.05という数字からは考えられないような復活を見せましたが、どうも要所で踏ん張りきれないこともあり、勝ち星を伸ばせませんでした。でも5.05で7勝10敗だったのが3.25で3勝8敗、QS9回で1勝というのは、どう考えても野手陣の不振のせいですし、援護率はグリン並です。不運。
- 多田野
- 防御率4.78 19試合 7勝7敗 105.1回 奪三振61
- 左手の骨折がケガが完治していない中で登板し、7回1安打無失点という衝撃のデビュー。しかし、7月以降は5,6回で4失点前後という試合が続き、最終的には4.78。今季は最速で144km/hくらいでしたが、来季は150km/h近い速球を見られるんだろうか。
- 建山
- 防御率3.07 58試合 1勝2敗22H2S 67.1回
- 去年は先発に挑戦しながらも開幕まもなくケガで離脱し、不本意なシーズンを送りましたが、今季は中継ぎ復帰。フォームの調整で球速が増し、直球で三振が取れるようになりました。今季における中継ぎエース。
- 武田久
- 防御率4.40 62試合 4勝7敗21H10S 61.1回
- 去年一昨年と絶対的なセットアッパーでしたが、今季はイマイチパッとせず、8月以降は登板するたびに失点するような状態にまで陥ってしまいました。蓄積疲労っぽい?
- 坂元
- 防御率3.18 31試合 6勝1敗2H 51.0回
- 敗戦処理・ロングリリーフとして定着し、6勝。勝利を挙げた試合はすべて無失点で、試合を立て直してチームに流れを呼び寄せるという、仕事をしっかりこなしました。
- MICHEAL
- 防御率2.14 46試合 2勝2敗2H28S 46.1回
- クローザーに定着した2006年以降、2.19→2.16→2.14と抜群の安定感を誇ります。3年連続30セーブに到達できなかったのが残念。成績の割に安心して見られない劇場投球でファンの心臓をチクチク。
- 宮西
- 防御率4.37 50試合 2勝4敗8H 45.1回
- ルーキーながらほとんど唯一の中継ぎ左腕としてずっと一軍に残り、50登板。7月が9.72、9,10月が17.18ですが、その他の月はすべて1点台で、更なる飛躍が期待できそうです。
- 吉川
- 防御率6.23 7試合 2勝4敗 34.2回 23奪三振
- 開幕ローテーションに入ったものの、四球でランナーを溜めてしまう悪癖を克服できず、炎上を繰り返し、ついには二軍落ち、そして二軍でも炎上。ファイターズの高卒新人左腕コースを歩みます。来季は何とか少しでもいい方向に。
- 星野
- 防御率4.94 23試合 2勝1敗3H 23.2回
- 中継ぎ投手の中では一番の期待株で、3,4月こそ防御率1点未満の活躍を見せますが、5,6月は8点台で二軍落ちし、それっきり。何が悪かったのかよくわからなかった。