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2009 ファイターズ WHIP

WHIPを計算したので、掲載しておきます。WHIPとは、投手が1イニングあたりに出す走者の数です。ただし、失策や死球の走者は含まれません。

選手名 G IP ERA WHIP
ダルビッシュ 23 182.0 1.73 0.90
武田勝 24 144.1 3.55 1.18
八木 20 122.0 2.88 1.27
スウィーニー 21 118.1 5.32 1.66
藤井 22 114.2 3.53 1.47
糸数 13 71.0 4.56 1.13
多田野 13 70.1 5.76 1.39
菊地 58 61.1 3.67 1.14
宮西 58 46.2 2.89 1.16
武田久 55 60.0 1.20 1.13
建山 46 47.2 3.78 1.43
46 46.0 3.33 1.30
江尻 45 45.0 3.20 1.44
谷元 24 27.2 5.53 1.63
坂元 19 28.2 5.97 1.74
金森 18 21.1 0.84 1.17
宮本 12 14.2 3.07 1.43
榊原 10 26.2 6.08 1.69
須永 9 18.0 8.50 1.56
吉川 3 16.1 6.61 1.78
山本 3 2.1 7.71 1.29
植村 1 3.0 15.00 3.67
伊藤 1 0.1 0.00 0.00

ダルビッシュが変態なのはまあいいとして、リリーバーの登板数上位三人の数字が目を引きます。菊地は防御率はそんなによくありませんが、WHIPは武田久並の数字です。被本塁打もそれほど多くはないので、おそらく調子の波が大きく、打たれるときは集中して打たれる、という傾向があったんでしょう。あとはまあ、中継ぎなので後を継ぐ投手の影響もなくはないでしょう。武田久がここまで防御率がよくなったのは、やっぱり安定感と、被本塁打の少なさでしょうね。

先発陣では糸数の数字が目立ちますが、菊地と同じように防御率との差が開いています。これも、やっぱり調子の波によるところだと思います。分母が少ないのもあるかも。武田勝は、まあ被長打率でしょうね。被本塁打も多めですし、長打を浴びるケースが多いようです。

ちなみに、NPB全体のWHIPは1.31、パリーグだと1.35程度です。所属選手の平均だと、イニング数を無視する形になる(200イニングでWHIP1の選手と1イニングでWHIP4の投手の平均WHIPは2になる。合計だと1.015程度)ので、結構偏りがでそうなのですが、どんな数値になるんでしょうかね。より成績のいい投手がより多くイニングを稼ぐ以上、かなり大きくなるということは予想できるのですが。