AOKYは略しすぎだと思う
ずいぶん間が空いてしまいました。言い訳じゃないですが、年が明けてから最初の更新ってハードル高くないですか? 特に日記に書く予定だったことが先延ばしになったときなんか、なかなか書くタイミングをつかめません。あ、明けましておめでとうございます。おめでたくない方、寒中お見舞い申し上げます。
で、ええと、今日、年が明けた頃から密かに検討していたピアノ音源がようやく手元にやってきました。The Grand 2。他のピアノ音源と見比べたとき、一番マイナスだったのがUSBドングルの存在なのですが、どうやら一番の対抗馬だったIvoryもドングルを導入する流れになってきたようなので、The Grand 2に決めました。というか、そもそもIvoryは僕のパソコンだとマトモに動かなさそうなので、現時点で買うならThe Grand 2一択でしたし、なにより通常価格から1万円くらい値引きされるアカデミック版の存在がダメ押しになりました。あと、将来的にCubase AI 4をアップグレードしたときに同じSteinbergならドングル一本で済む、という点も地味にプラス。(ところで、Cubase (Studio) 4をアカデミック+アップグレードで二重に安く買えないんだろうか。)
というわけで、先述した通り買ってきましたよ。Steinberg Key(USBドングル。5,000円超という価格設定は少々お高いような……。)もあわせて30,030円也。
インストールのとき、システムファイルの類を内蔵ドライブに、サンプルを外付けドライブに保存する予定だったのですが、最初のシステムファイルの場所を指定したとき、「インストール後の空容量」が現在の空容量からサンプルの容量を引いたものが表示されてびっくりしたけど、ちゃんとシステムファイルのみがインストールされました。システムファイルも外付けに保存しないように気をつけろ!(詐欺に遭った後どうなったんだろう、長井秀和。)
肝心の音はというと、まずダイナミックレンジの広さにびっくりして、次にペダルを踏んだときの音の広がりにびっくり。凄く良いのですが、弾き手の下手さが際立ってしまう面もあるので、音源はもう少し練習してからうpします。
ここからは適当に思ったことなんかを書き散らします。飛ばし読み推薦。
クリエイティブな作業というのは、少なくとも僕にとっては頭の中だけで完結するものではなくて、頭の中のおぼろげな形を、例えばDAWソフトであったりピアノであったり、何らかのモノを通して具体的にしていきます。そういうアウトプットに使うモノの使い勝手やその他特徴は、出来上がる形を大きく左右するのです。例えば、ピアノ音源が変わると同じフレーズを弾いても違った聴こえ方をしてくるし、それに伴って弾くフレーズも変わってくる、というように。ぶっちゃけると、いままでアレンジした曲を弾いてみたら、そのうちのいくつかが酷い出来だったのです。つまり今までのアレンジはRD-700SXの音色に特化したもので、ピアノアレンジというよりはRD-700SXアレンジだったんじゃないか、と。あるいはThe Grand 2の音にただひたすら不向きなアレンジだったのかもしれませんが。
昔Mac板で見た「Windowsのあの酷いUIでまともなものが作れるのが信じられない」みたいな書き込みを思い出して、そんなことを思ったのでした。WindowsのUIが酷いという点に同意しているわけじゃなくて、作業に関わる凡そ全ての要素が作品に影響する、という点で。
というわけで、MW10Cを買ったときのように、また少し新しくなったhektくんの次回作にご期待ください。