無為な日常、紅白戦、オレンジの二人組
最近あまり記事を書かないけど、起きて、ご飯食べて、学校行って、帰って、ピアノ弾いて、ゲームして、パソコン弄って、なんていう風に日常を無為に過ごしていると、毎日垂れ流しても尽きないほどの主義・思想もない僕には、「今日はゲームをしました。楽しかったです。」「今日はテレビを見ました。岡村さんが面白かったです。」というような小学校の頃の一行日記の延長線上にあるようなものしか書けません。
なので、記事を書くために、というわけでもないけど、無料で公開されたファイターズの紅白戦を見てきました。10日のこと。
ファイターズの紅白戦は、昨年もカンパという形で入場料を徴収して行われていたけど、今年は警備とかの費用を交流戦一位の賞金5000万円から捻出して、入退場自由で8日と10日の二日行われました。僕が行ったのは10日。今年はテレビやネット配信で観戦するばかりで球場には足を運べなかったし、この日はちょうど大学の授業も昼頃に終わって、地理的にも1時開始に間に合う場所だったので、一回くらいはいかないとな、ということで。
平日だったので、あんまり混まずにバックネット裏とか座れるかな、と思ったけど、最寄の駅に近づくにしたがってどんどん「同志」っぽい人たちが乗ってきて、結局球場に着いた頃にはバックネットや内野席前列はほぼ埋まっていて(翌日の新聞によると1万2000人入ったらしい)、一番近いブロックから低いフェンスを隔てた少し後ろのブロックに腰を下ろしたんだけど、この席はなかなかいい。レフトのファールゾーンあたりを除いて球場全体が見渡せるし、個人的に見たかった陽・飯山・金子誠あたりの動きが良く見えた。ちなみに、8日は祝日だったので、2万人を超える人が集まったそうですが、入退場自由なのにどうやって数えたんだろうという謎は残ります。
試合開始の1時までは滅多に見られないらしい守備練習が見られました。なぜ見られないか、というとホームチームの練習はビジターチームよりも先に行われるので、開場する前に終わってしまう、ということらしいです。ファースト付近にやけにキビキビ動く選手が居るなあ、と思っていたら、今年で引退する田中幸雄だった。後から書くかもしれないけど、試合でもクリーンヒットも放ったし、まだまだ元気じゃないか。あと、やっぱり金子誠の守備は凄く滑らかで美しかった。若干贔屓して見ている守備の人・飯山と比べても差は歴然だったように思う。ほかに特筆すべき点として、陽の送球はひどい。遠くから見る鶴岡はなんかちっこくて可愛かった。
で、1時くらいに(時計見てなかったけど1時開始というからには1時くらいだろう)試合開始。記憶を頼りに書くと、以下のようなメンバーだったはず:
- 紅組
-
- 9 紺田
- 8 川島
- 7 坪井
- DH 市川
- 3 田中幸
- 6 陽
- 4 高口
- 5 飯山
- 2 鶴岡
- 白組
-
- 8 森本
- 4 田中賢
- 9 稲葉
- DH セギノール
- 2 高橋
- 7 工藤
- 5 小谷野
- 3 稲田
- 6 金子誠
先発は紅組が吉川、白組が武田久。守備位置は間違いないはずだけど、紅組の打順はちょっと自信ない。
基本的にレギュラー組対控え組という形で、陽・高口の二遊間は独特の雰囲気を放っていた。案の定、白組先頭森本のショートゴロが一塁フェンスまで転がったし、守備練習でも同じようなことがあって、一塁の田中幸雄は大忙し。たまりかねたのか、2回だったか3回だったかのイニング間の守備練習のときに直接指導。ボールを持った手首を縦や横に振っていたから、たぶん「手首をまっすぐ」とか「横から投げんな」とか言ってたんだと思う。そのお陰かどうかは分からないけど、それ以降悪送球はなかった。高口は無難にこなしていたけど、普段はない組み合わせだからか、盗塁されたときの二塁ベースカバーが遅れたりと細かい点ではまだまだという印象。まあ、この組み合わせを消化試合以外の実戦で見るのはだいぶ先になりそうだけど。
試合のほうは2回から登板したMICHEAL(この回だけ捕手中嶋)に対して、4番市川が三振した後、田中幸のレフト前ヒット、陽の左中間ツーベースで白組が1点先制。赤組も内野ゴロで1点を返して、6回1-1で試合終了。ぶっちゃいけた話、そんなに見所はなかった。
そのあとに本日のメインデッシュというか、観客の半分くらいはこれを期待して行ったんじゃないか、という森本司会によるスピードガンコンテスト。白組と紅組に別れてそれぞれ4人ずつの代表が1対1で競い、より早い球を投げた方が勝ち、という星取り戦形式で、白組代表が田中賢・稲田・金子誠・工藤、紅組代表が紺田・川島・鶴岡・陽。結果は、7-0で紅組の圧勝だった。なんで4人なのに7点か、というと、バラエティとかでありがちなアレです、特別ルール。3-0から金子誠対陽で、他の選手がせいぜい130km/h台中盤で競っていたのに対して、金子誠が140km/hで白組の逆転勝利かと思いきや、陽が144km/hを記録。これはかっこよかった。
ボロ負けの白組と、なぜか稲葉が罰ゲームでFガールと一緒にYMCAを踊ったあと、ボールを投げ込んで終了。早足で駅に向かったお陰か、帰りの福住駅は意外と混んでなかった。
感想。球場内で移動中に見かけたオレンジのストールの子とオレンジのシャツの子の二人組が可愛かった、というのは置いておいて、野球というスポーツを戦術とか技術の面から見るならやっぱりテレビ中継で見たほうが面白いけど、スピードガンコンテストみたいなオマケの催しがあるのなら球場で見るのも悪くないと思った。普段の試合だとそういうのはないから、みんなでチームを応援する、という雰囲気目当ての人が多いんだろうけど、僕はあんまりそういうのに興味がないので来年もテレビ派でいると思います。まあでも、球場でしか分からない、見られないものはあるし、年に数試合くらいなら行ってもいいかな。高飛車な言い方だけど。