ATOK 2009 試用版をインストールしてみた
いつの間にかATOKが月額300円で利用可能な定額制のサービスが始まっていました。8,400円のパッケージを買うよりお手軽なので、購入も視野に入れて、その一歩前として試用版をインストールしてみました。これ、かなり良いです。
もともと、僕が始めてWindowsに触ったときに使っていた変換ソフトは(たぶん)ATOKでした。父の使っていたWindows 95で、最初はほとんどソリティアしかやっていなかったのですが、ダイヤルアップのインターネット環境をあたえられてからは、Yahoo!ゲームなんかでチャットしたり、アーク・ザ・ラッドの攻略サイトに書き込んだりしていて、それなりにタイピングとATOKの動作に慣れていたので、その後Windows 98搭載PCに買い換えたときは動作の違いに戸惑いました。今考えれば戸惑ったのは主に変換時に次の区切りに移動するときだったので、IMEの設定でいくらでも対応できたのですが、当時の僕はそんなことは知りません。(つい最近までShift+左右で単語の区切りを切り替えられるのも知らなかった)
もっとも、もう10年ほど経っているので、そのあたりのフィーリングはきれいさっぱり忘れてしまいましたが。
脇にそれました。肝心の使い心地ですが、文単位で変換したときの精度はさすがです。今はちょっと途中で区切って変換する癖がついてしまっていて、さっきのも「文単位で変換したときの制度は」と変換されましたが、ちゃんと最後までタイプしてから変換すれば大丈夫なはず。この辺はちょっと慣れが必要ですが、長い文をばーっと正確に変換してくれるのは快適です。
補助機能も充実していて、たとえば「ふぁいたーず」と入力してF4キーを押すと「fighters」と変換してくれますし、「ほもさぴえんす」で「Homo sapiens」とか、「ろりこん」で「Lolita complex」なんかも。さすがに「Shotaro complex」はなかった。「やきゅう」→「baseball」というように日本語から英語もOK。これは便利。
予測変換もサポートしています。最初の時点ではまっさらですが、インストールしてから打った文章を記憶しているみたいですね。この時点で、「インストール」の予測に「インストールしてみた」「インストールしてから」が出現してます。でもまあ、これは使うことはないかな……。予測に目的の文節があるかどうかを確認するより自力で打った方が早いですから。
そのほか、「いま」で変換すると今の時刻が候補が表示されますし、「100-0002」と入力してF3を押すと「東京都千代田区皇居外苑」と変換できます。便利!
唯一不満なのが、Mac版の定額サービスが始まるのが9月8日ということ。仮にSnow Leopardが6月8日からのWWDCで発表・発売になるとすると、それと同時にMac miniを購入しようとしている僕としては、30日の試用期間を加味しても約2ヶ月の空白期間ができてしまうんですよね。Macには標準でことえりという変換ソフトが付属していますが、どうせならATOK→ATOKでスムーズに乗り換えたいところです。
まあ、Snow Leopardが発売されてすぐにATOKが対応するとも限らないので、その辺の対応や定額制の開始を待つというのも悪くない選択でしょうね。切羽詰まってるわけでもないんだし。